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zoom RSS 『Gomorra/ゴモラ』 マッテオ・ガローネ監督 その1

<<   作成日時 : 2010/02/14 22:44   >>

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先日の私的ベストでも取り上げた『ゴモラ』を紹介します。イタリアに巣食うマフィアを暴きだせ!(`∀´* その1はあらすじ、感想など。

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『Gomorra』
映画祭上映タイトル『ゴモラ』

監督 マッテオ・ガローネ
原作 ロベルト・サヴィアーノ『死都ゴモラ』
脚本 Maurizio Braucci

出演 トニ・セルヴィッロ・・・Franco

制作 イタリア
受賞歴 2008年カンヌ映画祭 審査員グランプリ受賞

◎ひとこと解説
イタリアの巨大マフィア「カモッラ」の内実を暴き、著者が暗殺予告された原作の映画化。カンヌ映画祭をはじめ、各映画祭で非常に高く評価された。

◎あらすじ
ナポリの街を舞台に「カモッラ」と関わる人々を、異なる5つの物語を展開させることで描く。服役中の団員の家族に金を配達するドン・チロ。13歳のトトは、カモッラに入団する。有害物質の処理を仕事にするロベルトは、違法投棄をする上司のフランコをどう思うのか。パスカルはカモッラと競争している中国系の服飾工場に指導に出向く。そして、ギャングスターを夢見るマルコとチロ――彼らはどのような道筋を辿ることになるのか。

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◎感想
 カンヌで受賞して以来、イタリアのアカデミー賞・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でも作品賞を含む主要部門をかっさらい、国際的には2008年を代表する映画になったのが本作です。日本でも東京国際映画祭、イタリア映画祭で上映されたのでご覧になった方も多いと思います。
 『ゴモラ』の売りは、センセーショナルな原作の内容を引き継いだ、その衝撃的な内容とリアリティにあるでしょう。イタリアでさえ公開後には話題になったくらいなのですから、イタリアを知らない人間が観たのであれば、イタリアにはこんな現実があったのかと思い知らされることになるのは当然です。事実、ジェラートとピッツァ(笑)のイメージは鑑賞後はるかかなたに吹き飛んで行ってしまいました。

 まず衝撃的な内容ということから言及すると、当然ながら作品中に人がバンバン殺されます。でもそれは『ゴッドファーザー』のようなマフィア映画とは真逆の殺人です。劇的でもなく淡々と引かれる引金、悪者でもないのに一瞬で殺される人々・・・。とりあえず簡単に発砲しすぎ(・∀・; 無慈悲というよりも、本当に何も感じずに人を殺すギャングの恐ろしさが印象に残ります。また違法投棄の話も、とくにイタリア国民にとっては衝撃的だったのではないかと思います。日本では、あんなことがないといいですな。。

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 とはいえ、この内容が衝撃的になるのは、やはりそこにリアリティがあるからでしょう。ガローネ監督は、手持ちカメラを使いながら、ドキュメンタリーに近い映像を撮っています。その意図はおそらく、リアリティのある映像を撮ることによって作品の説得力をより高めることにあるはずです。それゆえに『ゴモラ』は単なる原作の映画化にとどまらず、観客の心に訴えかけるような力を持った映画になりえたのだと思います。内容を飾らないことが、かえってここまで映画を引き立てることになるというのは、勉強になりますね(笑)。

 ところで、内容は飾らないのですが、物語の進行自体はちょっと複雑になっています。冒頭で書いたように、5つの物語が平行して展開していくので、俳優のオジサマ方の顔が似て見えることもあいまって管理人はところどころで「今はコイツの話なんだな」と考えながら見ることになってしまいました。これって『カイマーノ』のときにも書きましたね笑 リアリティを出すためには、あまり特徴がある俳優を使うのもよろしくないとは思うのですが・・・。

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 本作に出演している俳優といえば、『ゴモラ』には本物のマフィアが出演していたそうで、公開後にそれがきっかけでそのマフィアは逮捕されたそうです(・∀・; 監督が知っていたのかは知りませんが、それもリアリティの一つでしょうか(笑)
 ただし、多分これはリアリティよりも監督の「希望」かなと感じられるシーンも一つありました。ネタバレというほどではないと思うのですが、それは不法投棄の話に出てくるロベルトの選択です。予想できる通り重たい映画ではあるのですが、一筋の人間を信じる希望があのシーンには込められてるのではないかな〜と思う次第です。

 uk版をはじめ、各国でDVDが発売されているので、ぜひ鑑賞してみてください!(´∀`*

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本作の監督インタビューを和訳した「その2」はこちら!
http://planeta-cinema.at.webry.info/201002/article_7.html

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