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zoom RSS 『Antichrist/アンチクライスト』 ラース・フォン・トリアー監督 その1

<<   作成日時 : 2010/01/28 00:46   >>

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今回は、ラース・フォン・トリアー監督の最新作『Antichrist』を紹介。
現在、公開未定。流石にこれは公開されると思いますが・・・・・・。
その1は、作品データ・あらすじ・感想編です。

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『Antichrist』(2009)

監督/脚本 ラース・フォン・トリアー

出演 ウィレム・デフォー・・・夫
    シャルロット・ゲンズブール・・・妻

制作 デンマーク・スウェーデン・ポーランド・独・仏・伊

受賞歴 2009年カンヌ映画祭 最優秀女優賞:シャルロット・ゲンズブール

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◎ひとこと解説
 過激な性描写と暴力描写で、カンヌでは上映後にブーイングの嵐を受けたと言われるトリアー監督の最新作。賛否両論を地でいき、キリスト教系の団体からは「アンチ・プライズ」なる賞を受けた。

◎あらすじ
 息子を事故でなくした夫婦。傷ついた妻の心と夫婦関係を修復するために、二人は森の中にある「エデン」という名の小さな小屋で休暇を取ることにした。しかし、そこに待っていたのは癒しとは程遠い出来事だった。

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◎感想
 去年のカンヌで、最も話題になった作品ではないでしょうか。映画祭の後は、『The White Ribbon』の評価の高さばかりが目に付きますが(これもいつ公開されるんだろ?)。前回の記事で監督が作りたいと言っていた「純粋なホラー作品」がこの作品なのでしょう。

 先に言っておくと、プレミアのときに暴力シーンで失神してしまった人がいたという噂を目にしましたが、噂どおりというか、終盤になって一気に暴力描写がきます。正直、血が苦手でスプラッター映画も観ない管理人にはキツかったです(・∀・; 同じように、血が苦手な方は注意されると吉。ただし、この映画に嫌悪感を抱く可能性があるとすれば、それはむしろ性描写の方かもしれません。実際に、女性の方が本作を観てどのように感じるのかは興味のあるところです。

 では、この映画あんまり好きじゃないのかと聞かれると、その反対。「アメリカ三部作」を作る以前の、傑出した映画監督としてのラース・フォン・トリアーが帰ってきた、というのが自分の率直な感想です(´∀`*  「アメリカ」の2作は、上辺ばかり気を使って人間洞察が浅くなった印象を禁じえないんですが、今作は映像だけでなく脚本にまで鋭さが戻ってきた印象を持ちました。

 多くの方に興味を持っていただきたいのでネタバレはしませんが、この映画では性描写を含め女性が男性に比べて劣った側に位置づけられているように一見思われます(妻もそれを裏付ける発言をします)。そして事実、フェミニストな方々はそのように解釈して批判しているようです。しかし夫の取った行動を思い返すと、むしろ愚かなのは男性(または両性とも?)なんだという監督のブラックな意図が読み取れるというのが自分の解釈です。そういった意味で、人間の弱さ、愚かさをえぐり出すことにこの映画は成功しているのではないでしょうか。

ちなみに、今作は監督が敬愛している(どっかで「神」って言ってました:笑)アンドレイ・タルコフスキーに捧げられています。これまでの作品に比べると、かなり綺麗な映像を撮っているな〜などとは思っていたのですが、そう言われてちょっと見返すと確かに『鏡』を思い起こさせるような気がします。劇場で公開されると思うのですが、気になる方は、チェックしてみて下さい。次回は本作のインタビューを更新します(・∀・

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本作の監督インタビューを和訳した「その2」はこちら!
http://planeta-cinema.at.webry.info/201001/article_7.html

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