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zoom RSS ぷらねた的2011年ベスト10!

<<   作成日時 : 2012/01/14 15:20   >>

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予告通り、今年もまた恥ずかしげもなく個人的な年間ベスト10をアップします(・∀・; 例年通り、2011年に一般公開された作品、DVDで発売された作品、そして映画祭で上映された作品が対象です。今年は去年と比べて順位をつけるのにちょっと悩みました(1位と2位はのぞく)。

※タイトル赤字は2011年に映画祭で上映された作品。
・2010年のベスト10はこちら
・2009年のベスト10はこちら

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10位 『そのひとときの自由』 アラシュ.T.リアヒ監督 ※難民映画祭

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◎ひとこと
 三組のイラン難民を描く物語。この作品を見て、「難民は国から脱出しさえすればもう安全なのかな」という平和ボケした考えが吹き飛びました。国を出たあとにこそ、難民認定を待つという困難な日々が待っているんですね……ユーモアを交えながらも重いメッセージを持つ作品です。こうした作品を紹介してくれた難民映画祭を管理人は支持します(といっても募金しただけですが)。

9位 『不倫期限』 ラドゥー・ムンテアン監督

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◎ひとこと
 不倫というもはや目新しくもないテーマでもって、目新しくもない物語が展開していくのですが、とにかく監督の作り出す映像がいい。不倫の話なのに、鑑賞中は「観ていてすごく心地良い作品だなぁ」なんて思っていました。ちなみに原題の直訳は『クリスマスのあとの火曜日』なんですが、日本では上記のタイトルでレンタルショップのちょっと気恥ずかしいコーナーに置かれています(´∀`;

8位 『卵』 セミフ・カプランオール監督

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◎ひとこと
 世界的に見ても、やはり『蜂蜜』が最高と評価されている感じの「ユスフ三部作」。とはいえ個人的には、この『卵』という作品も独立した一つの映画としてすごくいい映画だと思います。もちろん「ユスフ三部作」のある意味でのラストとして観るとより感慨深いのですが。

7位 『最強のふたり』 エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督 ※東京国際映画祭

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◎ひとこと
 「最強のふたり」がとにかく魅力的。この二人がいいんだから、映画も良くなるに決まってます。かなり笑えるシーンも多く、個人的にはヒゲ剃りのシーンが好きでした。微妙に公開されないこともあるサクラグランプリ受賞作ですが、本作は普通に一般公開されるでしょう(監督もそれをほのめかすようなことを言っていましたし)。

6位 『未来を生きる君たちへ』 スサンネ・ビア監督

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◎ひとこと
 スサンネ・ビアは相変わらず素晴らしい映画を撮りますね、ものすごい打率。ただ良くも悪くも小綺麗な映画になったなという印象がありました。今回順位を付けるのに一番悩んだ作品。6位はちょっと低い?

5位 『チキンとプラム』 マルジャン・サトラピ&ヴァンサン・パロノー監督 ※東京国際映画祭

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◎ひとこと
 個別の記事で紹介した作品です(「その1」「その2」)。観終わったときはすごい作品だと興奮しましたが、時間が経って少し興奮が冷めてきたかも……(・∀・; ただ、この作品で描かれている人間観には正しい部分があると思います。

4位 『蜂蜜』 セミフ・カプランオール監督

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◎ひとこと
 昨年観た映画の中でもっとも美しい作品でした。本作を語るにはこの一言で十分でしょう。

3位 『あとは沈黙』 ナエ・カランフィル監督 ※EUフィルムデーズ

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◎ひとこと
 ルーマニア独立を描く映画を作ろうとした人々の物語。とにかく映画への愛が感じられる作品でした。最後のモノローグ、「……but film has survived.」(うろ覚え)は二通りに理解できるんじゃないかなと思っています。これはどうにかして日本で観れるようになって欲しいなぁ。いい映画でした。

2位 『ツリー・オブ・ライフ』 テレンス・マリック監督

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◎ひとこと
 調子に乗って解説記事(こちら)を書いてしまったくらい好きな作品。2011年に公開された映画の中では完全に別格だと思っています。でも2位。

1位 『これは映画ではない』 ジャファール・パナヒとモジタバ・ ミルタマスブの尽力による ※東京フィルメックス

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◎ひとこと
 昨年唯一、心を、魂を揺さぶられた作品です。


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 という訳で、以上が「ぷらねた的2011年ベスト10」でした。
 去年は少し忙しくて、2011年の新作をそれほど観れず残念だったのですが、こうやって見るとなんだかんだでいい映画に出会えたなぁと思います(・∀・ 今年は昨年以上に忙しくなりそうなのですが、適度に息を抜いて映画を観ていきたいですね。2012年は一般公開作にも素晴らしい映画が目白押しですし、楽しみです(何と言っても敬愛するダルデンヌ兄弟の新作があるので!)。

 そして、当ブログもそろそろ二周年。去年はおととし以上にコメントやメールをいただき、本当に嬉しかったです。この場を借りてお礼を言わせていただきます、ありがとうございましたm(_ _ )m 今年もマイペースに、日本を通り過ぎてしまいそうないい映画を取り上げていきたいと思いますので、ときどき覗いてやって下さい。

 それでは2012年も「ぷらねた」をよろしくお願いします(´∀`

 ……最後に、1位にあげた『これは映画ではない』。この傑作については、鑑賞していたときの感情をうまく言語化できそうにないので記事を書くかは分かりませんが、少しパナヒ監督についての更新をしたいと思っています。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
 こんにちは!ベスト10公開と聞いてやってきました。最近はタイ映画以外あまり見る機会がないので観たことがない作品ばかりですが、どれも映像に魅力がありそうですね。とにかく、映画を観るのは時間がかかるので大変ですね。
asianet
2012/01/15 11:47
こちらにもコメントいただきありがとうございます。
去年も一貫性なくいろんな国の映画を観ていた感じです(・∀・;

確かに言われてみると、どの作品も映像的に魅力のある作品が多かった気もします(普段はどちらかというと脚本中心に見ているつもりですが)。タイ映画は映像面ではどんな感じなのでしょう、みんながみんなウィーラセタクンみたいなわけではないはずです(笑

そうですね、時間もかかるし、映画を観るって意外とぜいたくな趣味なのかなと最近思っています。
ina
2012/01/15 14:32
inaさんらしいベスト!
かぶったのは「蜂蜜」と「不倫期限」でしたか。
「蜂蜜」をベストにいれているブロガ−さんは結構多いけど、「不倫期限」が入っているとはうれしいです。「これは映画ではない」「あとは沈黙」「最強のふたり」は去年見逃してしまったんですよ。さっそく要チェックですね!
「これは映画ではない」の記事読んでみたいですが、言語化できないお気持ちはわかります。
いい映画だからといって書けるというわけでもないですからね。
Koo
2012/01/18 13:16
『不倫期限』は、タイトルで食わず嫌いをしている方も多いかもしれませんね。ヨーロッパ映画が好きな人にはたまらない空気感があると思うのですが。

「これは映画ではない」については、あの作品のジャファル・パナヒを見たあとで、安全な立場から分かったようなことを言うのにためらっている部分もあります。所詮は自己満足の領域ですが……。

それではまた2012年のベストも楽しみにしていますm(_ _ )m
ina
2012/01/18 23:50

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